モンロー研究所(The Monroe Institute®)は、人間の意識の探究を主要な活動とする、非営利の教育・研究機関であり、意識状態に顕著な影響をもたらすオーディオ・サウンド・パターンの研究活動で国際的に知られています。このオーディオ・ガイダンス技術は特許を取得しており、ヘミシンクとして広く認知されています。モンロー研究所は、独自の教育プログラムと専門機関との共同研究を通して、人間の意識の成長と進化に大きく寄与しています。
モンロー研究所は、ロバート A・モンロー(1915~1995)によって設立されました。
彼は放送業界の著名なエグゼクティブでしたが、1958年に彼の人生を劇的に変える自然現象を経験しました。体外離脱体験(Out of Body Experience=OBE)です。その後の彼の個人的な体験は、『体外への旅』(1971)、『魂の体外旅行』(1985)、『究極の旅』(1994)として出版されています。
モンロー研究所は、人生における個人の自由、意義、洞察、幸福を創造するための道として、人間意識の探究と知覚の拡大した状態の体験を、推し進めていきます。
The Monroe Institute advances the exploration of human consciousness and the experience of expanded states of awareness as a path to creating a life of personal freedom, meaning, insight, and happiness.
ヘミシンクは聴く人の意識を、深いリラックス状態や瞑想状態、あるいは知覚の拡大した状態など、さまざまな状態へと誘導します。このような、日常ではありえない特別な意識状態は、「変性意識(Altered States of Consciousness=ASC)」と呼ばれています。
変性意識には、さまざまな、数限りない状態が存在します。そこでロバート・モンローは、特定の意識状態を表す指標として、フォーカス・レベルという概念を導入しました。そこでは、フォーカス10あるいはフォーカス12などの数字によって意識状態が示されます。
これによって、私たちは、フォーカス・レベルという特定のヘミシンク周波数に誘導されて共通の意識状態に導かれ、その領域における体験を共有することが可能になりました。ヘミシンクのエクササイズでは、参加者が共通のフォーカス・レベルに導かれ、さまざまな状態の把握や探索、交信などを試みます。
なお、番号自体には意味はありませんが、基本的には、番号が大きくなるにつれ物質的な世界から離れていきます。