おととい、次の本を書き上げ、ハート出版に原稿を送りました。
今回は、ベールを脱いだ日本古代史III 出雲に隠された秘密(仮題)です。
古代史の謎を暴く本も、これで3冊目となりました。
前回の伊勢神宮に続き、今回は、いよいよ出雲です。
『古事記』と『日本書紀』によれば、古代に出雲は日本を支配していた、
それが、あるとき、天照大御神の子孫の天孫族にその支配権を譲った、ということです。
これははたして本当のことなのか、大きな謎です。
戦前、戦中には、『古事記』や『日本書紀』に書かれていることは、みな真実だと教えられました。
その反動で、戦後は、すべて架空の話とされて、歴史の研究からは完全に無視されることになりました。
ところが、ここ何十年か、出雲で大量の青銅器が発見されたり、大型の王墓が見つかったりして、もしかしたら、『古事記』や『日本書紀』が言ってることは本当ではないのか、という人が増えてきました。
梅原猛氏がその最右翼でしょう。
40年程前にご自身が書いた『神々の流ざん』で主張していたことを完全に否定して、『葬られた王朝』では、出雲王朝が西日本を支配していたと主張しています。
私は、本当にそうなのか、という疑問から、本書をスタートさせています。
西日本を支配したというけど、それは具体的にいつのことなのか、本当にそういう時期は古代史上にありえるのか、そういう点を調べていきます。
さらに、もう一つの謎、それは出雲大社の建立についての謎についても、解明します。
そして、
我々は、『古事記』と『日本書紀』にまんまとだまされていたことが、明らかになります。
1300年間の長きにわたり、その虚構に翻弄されていたのです。
6月上旬に出版予定です。
今回取材で出雲を訪れたのですが、
最後に石見の物部神社へ行きました。裏山の頂上にウマシマジの御陵があります。
ここでも鎮魂祭が行なわれるので、ちょっと気になってました。
その顛末については、本に書きますが、帰る前に、龍型生命体に姿を現してくれるようにお願いすると、雲がそれふうになりました。