ベールを脱いだ日本古代史III
『出雲王朝の隠された秘密』(ハート出版)が、アマゾンで予約開始になりました。
出雲王朝の隠された秘密
発売は6月初めです。
今回は出雲です。
実は出雲は謎だらけなんです。
『古事記』や『日本書紀』によると、出雲の王であるオホナムチ(大国主)が葦原中国(日本のこと)を支配していたが、その支配権を天照大御神(あまてらすおおみかみ)の子孫に譲ったとされてます。
つまり、
1.出雲が日本(当時の事情を考えると西日本)を支配していた。
2.その支配権を天皇家に譲った。
ということです。
確かに大国主など出雲系と言われる神々を祀った神社は全国津々浦々にあり、一説によるとアマテラス系よりも多いとのこと。
また、出雲大社は、皇祖神を祀る伊勢神宮と並び立つ存在感があります。
それは、出雲勢力が古代に日本を支配していたことを裏付けているように見えます。
そのため、出雲王朝が大和王朝の前にあったと考える人が多いようです。
特に、在野の歴史家には多いように見受けられます。
でも、本当なのでしょうか。出雲勢力による西日本支配などということが、本当に古代にあったのでしょうか。
本書はその疑問を解くべく、これまでに考古学的にわかってきたことと、文献からわかることを緻密に調べ、そこから、結論を導き出します。
その結論は、我々は過去1300年にわたって『古事記』と『日本書紀』にまんまとだまされていたということ。
邪馬台国を歴史から抹消するために、『古事記』と『日本書紀』の編纂者が作り出した虚構にみな踊らされていたのです。
出雲と大和の本当の歴史が、これで少しは解明されたと思います。
邪馬台国の滅亡に関連して、いまだに多くの人がトラウマとか、F23的な囚われを持っているようです。
その解放、解消が日本人のアセンションにとって大切とのこと。
当時を生きた人の中のけっこうな数が、今の時代に生まれているようです。理由は、そういったトラウマなどの解消にあるようです。
本書とその姉妹編の『ベールを脱いだ日本古代史』、『伊勢神宮に秘められた謎』が、その一助になればと思っています。