昨日、アイドリング・ストップのことを書きましたが、ひとつ抜けていたことがありました。
それは排ガスのことです。
アイドリング時には、エンジンが動いているので、当然排気ガスが出ます。
アイドリング・ストップにすれば、エンジンが止まるので、排ガスは出ません。
なので、単純に考えれば、エンジンを止めたほうがいいということになりそうです。
ただし、エンジン始動時に、大量の排ガスが出るので、そう簡単な議論では済まなくなります。
何秒以上ならエンジンを止めたほうがいいがそれ以下なら止めないほうがいいという、昨日とまったく同じ議論になります。
ということで、ある程度長めに止まるとき以外は、アイドリング機能はOFFがいいということになりそうです。
それから、バッテリーの寿命ですが、昨日書きましたが、個人的には、アイドリング・ストップはバッテリーの寿命を縮める効果絶大だと思ってます。
これと同様に、「節電のために蛍光灯などをこまめに切る」というのも、節電にはなりますが、蛍光灯の寿命は確実に縮まると思います。
昔の電球がそうでしたが、ONになるときに急激に電流が流れて温度が急上昇し、切れることがよくありました。つけっぱなしにしていれば、寿命が1000時間ぐらいなのに、ON、OFFを繰り返すと、もっとずっと短くなります。
私は以前、半導体レーザーのエンジニアでしたが、半導体レーザーも同じで、つけっぱなしにしていれば、何千時間という寿命があるのが、ON、OFFを繰り返すと、温度の上下によるストレスで結晶欠陥が増えていき、劣化して行くということが起こります。
これと同じで、人間もあまり運動をすると心臓に負担がかかりすぎて、寿命が縮むはずです。所詮、物ですから、同じ原理が働きます。