イギリスがEUからの離脱を決めたことで、日本も円高、株安という衝撃に見舞われました。
これから徐々に実経済への影響が顕在化してくると思います。
ここまで日本や海外のニュースを見ていて、意外な事が一つあります。
それは、イギリスの、特にロンドンの不動産バブルがはじける可能性について言及している人が少ないということです。
去年の12月にイギリスに住む長男のところに行きました。かれはちょうど家を買ったところでした。ロンドから1時間ぐらいのところで、それほど大きくない中古の一戸建てが5000万円ということでした。
かれはそれまで非常にあせっていて、早く買わないとどんどん上がっていくと言ってました。しかも、いい物件が市場に出るとすぐに買い手がついてしまうので、もたもたできないとのことでした。
実際、過去20年間、ロンドンの不動産価格は右肩上がりです。
これだけ長期にわたって上がっているのは、いろいろな理由があるのでしょうが、EUを含む世界各地からの移民の流入が大きいと思われます。
それで、今度の離脱です。
EUからの流入は確実に減ります。その結果として、バブルがはじける可能性が大きいのではないでしょうか。
問題は、この影響はイギリス一国に留まらないということ。
世界的な連鎖を生み出すのは必定です。
バシャールが今年の11月のアメリカ大統領選の前までに、経済的な大きな変動があると言ってますが、こういうことも、その原因のひとつになるのでしょうかね。