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関連文献の紹介「エドガー・ケイシー(Edgar Cayce)」

アメリカの超能力者Edgar Cayce (エドガー ケイシー 1877 - 1945)は自己催眠状態下において
特異なサイキック・パワーを発揮したことで有名である。
その能力とは、医者が見放したような人の病気の原因とその治療法を、催眠下において的確に指示するというもので、
これにより実際数千の人が助けられたという。
おもしろいことに催眠中に何を言ったか、目覚めた後の彼自身は一切覚えていなかった。
催眠下の彼の言動はReadings(リーディングス)と呼ばれ14,000 回に及ぶ記録が今なお保存されている。
彼のリーディングスに関しては数多くの本が著されているが、ここで取り上げるのは過去世記憶に関するものである。

1)
Noel Langley, "Edgar Cayce on Reincarnation" (Warner Books, Inc. 1967)

ケイシーは非常に敬虔なクリスチャンであり、毎年必ず一度は聖書を読み通していたという。
そのようなエドガー ケイシーにとって驚くべきことが1923年の8月10日に起こった。催眠から目覚めた後、いつものように記録を速記者に読み返させていると、その中で彼は、「生まれ変わり(reincarnation)は事実である」とはっきりと述べていた。生まれ変わりを異端とするキリスト教徒の彼にとって、これは耳を疑うべきことであった。彼の受けたショックの大きさは想像に余りある。しかし、その後、彼は2500人以上の人の過去世についてリーディングを行って、生まれ変わりが疑いないものと彼自身確信するに至った。ケイシーによれば、彼は過去世についての情報をAkashic Recordsから得ているという。
それぞれの魂が経験したことは全てそれぞれの潜在意識の中と、Akashic Recordsの中に保存されているという。ケイシーは、誰でもそれを見る潜在能力を持っているとしている。彼によれば死と生まれ変わりのプロセスはこうである。

死とともに魂は肉体から自由になる。生きている間に経験したことは全てメモリー・バンクに貯蔵される。意識(conscious mind)は死とともに廃棄される。ただし、潜在意識(subconscious mind)は物質からできていないので死後も生き残り、死後の魂の意識になる。また超意識(superconscious mind)が潜在意識の役割を取るようになる。魂が次の生を得て地上に帰って来ると、新しい意識が生まれ、潜在意識と超意識は元の役割を取るようになる。
ケイシーは我々の運命はthe law of karma(因果の道理)とthe Law of Grace(慈悲の道理)で決められるとしている。
前者は我々の良い行いと悪い行いとは、それぞれ良い結果と悪い結果となって後でその人の上に現われるというもの。つまり「蒔いた種は自分で刈り取らねばならぬ」である。
後者は「他人の利益のために自分の利益を忘れて献身すると、今までに蓄積されていた悪い行いの付けは、その支払いを免れる」というもの。ケイシーによれば、どちらを取るかは個々人の選択だという。

敬虔なキリスト教徒であるケイシーは「生まれ変わり」について、どう対処したのだろうか。彼は、キリスト教も初期の時代には生まれ変わりを認めていたとする。むしろそれが本来の教えだとする。紀元前後のヨーロッパではギリシャのプラトンやピタゴラスの考えが一般的であり、それはリインカネーション (生まれ変わり)を認めるものであった。新訳と旧訳聖書は、東ローマ皇帝ユスティニアヌスが西暦553年にリインカネーションを異端として否定した後のものしか現存せず、ユスティニアヌス帝により改ざんされた可能性が強いとする。ただこの考えはオーソドックスのキリスト教の教えには反している。

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