体験シェアルームは、アクアヴィジョン・アカデミーのヘミシンク・セミナーに参加したときの、体験や気づきや、その後の日常生活を通したさまざまな出来事や気づきなどを、発表したり語り合ったり、シェアするための集いの場です。投稿された記事に対して、コメントを投稿することができます。皆さん、どしどし投稿してください。
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「2016年1月」の一覧
ニックネーム : ZEN
F34/35に行くのは2回目だった。
最初に行ったときには芝生の生えたような広い場所に到着したので、今回もそこへ行くものだと思っていた。ところが今回は、暗がりの中、目の前に宇宙空間の広がる楕円形の窓の前である。しかも、どこなのかと思いを巡らせようとした途端に抱きしめられた。
「えっ?何?」「ごめんなさ...い?」と心の中で思うまもなく、後ろを振り向かされて、
「俺はお前にはもう会えないかと思っていた。 良かった。..... 良かった。」と言われた。
相手はウルトラマンの目を横長に細くしたような銀色の顔で、黒いマントのような物を着ていた。彼は私と再会できたことを手放しに喜んでくれている。
とめどなく語りかけられる言葉を聞きながら、涙が流れ始め、それが嗚咽へと繋がっていった。
「いいか、ここへ来るときには必ず最初に俺の船に来い。どこへ行っても良いから、必ず最初にだぞ!」と言う彼の方を向くと、彼は私のPICコードを何十枚も使って、一瞬で一つの大きな私のPICコードを作った。
「PICコードはまだだって、マスが....」
「そんなことはどうでも良い!!」
「はい」
女性のガイダンスの声が自分との関係を聞けと言った。
「そうか。お前、もうそんなことも忘れちまったんだよな。」
「楽しかったなあ、あの頃は。俺たちはいろんな星へ行ったのさ、この仕事をやりにな。 .......... あの頃、宇宙のいろんなところでやった仕事が俺たちの誇りだ。 ........ 」
いろんな昔話を聞いているうちに、飲み物が出された。
「まあ、これを飲め。今のお前は波動が低すぎるよ。」と、優しさに満ちた言葉が添えられた。
ふと気がつくと飲み物の置かれた窓際のカウンターテーブルの所に正三角形の中に円がはまったような紋章が貼られているのが見える。マスがセミナーのはじめの頃に触れた図柄だ。ただ、色は破棄されていてブロンズでできているような感じに見える。よく見ると円の部分は瞳のような感じで、その周りに三枚の羽がついたようなデザインである。
「このマークはなんだい?」
「なんだ、これも思い出せないのか。俺たちの母校の校章じゃないか。」
「一緒に勉強したろ?」 ....... 頭の中に少年の姿の二人の映像がよぎる。
「あの頃の俺たちは、怖いものなしさ(笑)。よくもまあってくらい連んでたし、いたずらもした。面白くてたまんなかったのさ。 ....... あの頃一緒にやったことが今でも俺たちを繋いでいるし、その後の俺たちの仕事だって、あそこで一緒に学んだからこそできたことだと俺は思ってる。俺は今でもあの学校には感謝してるよ。目立っただけで、たいした成績でもなかったし、学校にしてみりゃ、俺たちは正統派の優等生じゃありませんでしたってコメントになるんだろうけどな(笑)。」
何かを貰うよう女性のガイダンスの声が言うと、即座に手のひらにガラスの小石のような物を入れてくれた。楕円形の艶ありガラスで、V字の模様がついていたのだが、彼の話はとどまるところを知らず、結局何なのか聞きそびれてしまった。
何かを聞くようガイダンスの声が言ったが、「エネルギー問題は、水と植物で解決する。」と、話の中に唐突に入れて、すぐに彼の話に戻った。
聞こえるところと聞こえないところがあり、日本語に翻訳されない部分もよくあったが、彼が私に再会したことを心から喜んでくれているのが、ひしひしと伝わってきた。
また、ガイダンスの声が何かを聞けと言った。
「お前が愛した星だから、だから俺たちは○※△?してるんだ。 .......
俺たちがついているから大丈夫だ。かならずきちんと行く。 .......
忘れちゃならんのは、俺たちに助けを要請しなくちゃいけないって事だ。頼んでもらえないと俺たちには何もできない。」
ガイダンスがもう帰る時間だと告げると、
「最初に俺の船に来るんだぞ。」と彼はもう一度言って、私を見送ってくれた。
C1に戻ると、妙に自分の体臭が鼻についた。
フリーフローになり、またF34/35に行くことになった。
自分だけのI/Thereに行くこともできるはずだった。
ギャザリングでの前回の出会いがあまりにも大きな驚きだったからか、彼の所に行くのを躊躇している自分もいたが、やはり彼の所に行かないわけにはいかないと思い直した。
F27に来てから地球コアを経由してF34/35へ行くのだが、登るときのタイミングが分かりにくい。一旦行くと決めたら早く行きたい自分がいて、「ああ、もういい!行く!!」と途中で勝手に行ってしまった。その時の様子を仲間がちゃんと見ていて、「タイミングが分からなくてイライラして、先に行っちゃったでしょ。」とシェアリングの前に言われてしまった。ヘミシンクのグループワーク恐るべし.....
確かに例の宇宙船の窓の所に着いた。超デカPICコードもつけて貰ってあったし。
しかし、感覚が付いてきていない。彼の声も聞こえないし、姿も見えない。さっきは今まで伝わってきたことがないくらい鮮明で長い話を聞けたのに.....
慌てるな、慌てるなと自分に言い聞かせて、「いる?」と聞いてみた。
腕に感触が伝わって来た。安心感が体中に広がった。
しばらくそのまま待っていると、サウンドがF34/35に登ったとはっきり分かる部分を過ぎた。無音の中でコオロギが鳴き始めてしばらくすると、感覚が鮮明になってきた。2回目でさっさと登るのはチト生意気過ぎたようだった。
「GY、いる?」と、もう一度聞くと、彼は微笑みながら「これを飲め。」と、また飲み物を出してくれた。「分かってる。波動が低すぎるんだよね。」
二人で笑ってから窓の外を見ながら飲み物を飲んでいると、GYが私の腕をつかんでくれているのに気がついた。至福の時間が始まり、話はGYの生まれた星のことになった。連れて行ってくれるかと聞くと連れて行ってくれるという。
小さな乗り物に一緒に乗せて貰って出かけた。着いたのは多分、彼がいた頃の彼の星だ。懐かしさが伝わってくる。家族と似た概念(でもそれも一般的ではなかったと言われた)、光から身を守らなければならない?環境、人型を取ることを学ぶ必要性。地球の文化に縛られた概念が一挙に広がった気がした。
戻ってくるときには、いきなり窓の所にいたような気がする。夢の中へ行ったかのようだった。
船に戻ると彼は、私を挟んで反対側を指さした。
見るとそこには、彼と同じような黒いマントを身につけた人たちが6、7人いた。
「お前に会いに来たんだ。」と言われて、彼らの方へ行ってみた。
「私のためにわざわざ来てくれてありがとう。」と彼らに言ってみた。
しかし、反応が分からない。
「GY、何か言ってる?」
「ああ、言ってるさ。でも、あいつらはお前の波動に合わせられないんだよ、まだ。
俺だからすぐにお前の波動に合わせて、お前に聞こえるように話してるんだぞ。」
「そうなんだ。みんな、まっ黒い格好だね。お面をつけてるみたいだし。」
「格好は気にしたってしょうがないさ。どうせみんな、元々は人型じゃない。それにお面をつけていないと、今のお前には形が把握できない。」
「分かった。じゃあ、私がわざわざ来てくれてありがとうって言ってるって伝えて。」
GYが何かを言うと、彼らが一斉にかかとを合わせるような音を出した。
「今のは何?」
「今のは、あいつらがお前に敬意を表したしるしだ。
お前は憶えていないかもしれないが、あいつらはお前の部下(教え子?)だ。
今はあいつらも責任のある仕事をしていて、それなりに忙しいんだ。でも、お前が来たという知らせを聞いて、一人残らず俺の船に来たいと言ってきた。全員に乗船許可を出したよ。」
また涙がほほを伝わり始めた。
「実はな、最初に地球人が集団でここに来たっていう情報が入ったのさ。
調べてみたら、ひょっとしたらお前かもしれない人物がいると分かったんで、お前に焦点を合わせて俺の船に来るようにしてみたんだ。ダメで元々だと思ってな。
すると実際、本当にお前が来た。我が目を疑ったよ。
だからお前が帰った後、あいつらに情報を流しておいたんだ。
あいつらも、お前にはもう会えないと思っていたんだと思うよ。
だいたい!
お前がこの星に行くこと自体が無理だったんだ!
お前みたいに怒ったり笑ったり、ころころ忙しくて暑苦しいやつが仕事のできる場所じゃないと、俺たちはみんな思った。飲み込まれて終わりだと。
もっと冷静な奴らの行くべき星なんだ!
賢い奴なら理由をつけて行かなかったさ。でもお前は大バカだ。俺たちにしてみりゃ、お前の気持ちも痛いほど分かっていたから止めきれなかった。昔から言い出したら梃子でも動かん奴だったしな。行かせた後、何度も後悔したさ。」
ガイダンスが帰れと言っていた。
「ありがとう。嬉しかった。」
「また来いよ。」
「ありがとう、また来る。 必ず。」
C1への帰り道、フッと自分が仲間に別れを告げている場面が頭の中に浮かんだ。全くGYが言ったとおり、お通夜でもしているみたいな感じだった。
涙がほほを伝わるままにボーッとしていると、以前ゲートウェイのワークの中で見た場面が浮かんできた。犬のガイドの小太郎と一緒に宇宙船に乗った時の場面だ。
体験シェアルーム ゲートウェイ・ヴォエッジ
夏休みの思い出 D.ZEN小僧 より引用
窓から見た地球はとっても綺麗でした。何でそんな気持ちになるのか分かりませんでしたが、胸がキュンとなって切なくなってしまいました。しばらく見ていたら、地球をバックに2つの光の玉がじゃれ合うように飛んでくる画面が頭の中に見え、僕は「お友達と一緒に来たんだよ。」って言いました。何でそんなことを言ったのか分かりませんが、昔のことを思い出したような気がします。その後、僕は急に悲しくなって泣いてしまいました。涙が止めどなく流れ、窓の所でしゃがみ込んで泣いていたら、小太が僕の涙を何度も何度もなめてくれました。(この頃は、ヘミシンクをやると必ず子供になっていた。)
と、ここまでが見て来たままの話。
この程度の体験ならたくさんの方がしているかもしれないが、私にとってはこれは一大事だった。忘れてしまったらもったいないと思って書き始めたのだけど、二つだけ分かったことがある。
一つは、私が一人ではなかったということだ。肉体を持つ人間だけを意識していたら孤独を感じざるを得ないところもあるけれど、離れたところで待ってくれている友人達がいた。もっともっと波動を高めなくてはできない何かをするために、私はほとんど無謀な形でこの星に転生したらしいが、それを成し遂げて帰ってくるのを待ってくれている友人達がいたのだ。
もうひとつは、この星から宇宙に帰りたい、あるいは帰れることを楽しみにしている人の話を聞くの事に抵抗があった理由だ。相当の思い込みで、何かをするために来た私は、それができないうちにおめおめと帰るなどということが考えられないのだ。だから安易にこの星を離れるのが楽しみだみたいな感じの言い方に触れると腹が立つのだ。
何だか知らないけど、本当に損なこの性格はどうもこの星に来たときかららしい。まあでも、7000年も前からこの地球生命系で私と一緒にいてくれる龍神さん達もいるみたいだから、頑張らなくちゃいけないんだろうと思う。
どう頑張るのか、全く分からないところが問題なのだが....