ニックネーム : マリーゴールドそれから
再び50年前に住んでいた家の庭に行った。「行きたい」と思えば来られるのだ。ぼやけた映像はみるみるうちに鮮明になっていった。庭の砂利や外の壁、キッチンに置いてある白い炊飯器、風呂のタイルは光沢感と立体感をもっていて美しく眩しい。なつかしい。子どもの頃の記憶が映像として現れたのだろう。なぜか、その時の魂と今の魂が同じだとは思えない感覚があった。
家の中から再び外に出ると、私は上の方から家の周りの風景を360度回転して眺めていた。
夜になった。私は白い霧になり、霧は大きい鳥の形に姿を変えた。霧の鳥は水蒸気になり、空気になってあたり一面の夜空に溶け込んだ。私はここにいる。しかし、誰も気づかない。孤独感がいっぱいになって、私はどか遠くに消え去った。
今度は100年前に行きたいと願ってみたいと思う。
沖縄にて
私は肉体と共に沖縄に来た。
行くまでには健康や洋服、荷物の整理、スケジュール合わせ等をして、チケットを買い、バスに乗り飛行機に乗って那覇空港に着いたのだ。
そこには、沖縄の素晴らしい大自然、様々な感動、出合い、感情のやり取り、話などが私の心を癒やした。
行動するすべてが生きているということの醍醐味。そしてこれが生きているということの意味なのだろう。