ニックネーム : チロてん「ザ・ビジット(The Visit)」が廃盤になったと聞いたのは、一昨年10月の札幌セミナーでのことでした。「ザ・ビジット」は、ヘミシンクを始めた頃によく聴いていた思い出深いCD。廃盤と聞いて心がざわつきました。
ガイドさんから「体験シェアとか書いてみたら?」とアドバイスをもらいつつ、何となく時間が経ってしまいました... 最近では、アドバイスというより「まだ~?」という“圧”に近いものを感じております。
心に引っかかっている古い体験はさっさとシェアしてC1に流し、また新たな冒険に旅立とうということで、合わせて「ザ・ビジット」(&作ってくれた方々)への感謝の気持ちを込めて、「ザ・ビジット」での体験をシェアさせて頂きたく思います。
ヘミシンクを聴き始めたのは12年前(もうそんなに経つ? 我ながらビックリ)。当時、あの世の存在には興味はあったものの、まだまだ半信半疑で、結局、坂本さんが仰っているように自分で体験して確かめるしかないと思い立ったのが始まりでした。しかし、霊感など全くない私に本当にヘミシンクで死後体験などできるのか? ということも自信がなく。セミナーに出る勇気もなく(うん百万円の壺とか押し売りされても嫌だし...)。まあ、騙されたとしてもCD代くらいだったらということで、まずは「ゲートウェイ・エクスペリエンス(GE)」の第1巻だけを買って、週末にちらほらと聴きはじめたました。
ヒデさんが書いた参考書も参照しつつ、「こんな体験で良いのかな? もうちょっと先を聴いたら分かるだろうか?」という感じで第2巻、第3巻と買い進め、結局、1年経った頃には第6巻までバラ買いしておりました...(最初からセットで買っておけばお得だったのに...)
当時、身近であちらに行った人は祖父母と父くらいしかおらず、とりあえず父に会って隠し財産の在りかを聞き出せば、あの世があることの証明にもなって一石二鳥ということで、F27に行って父に会うことを当面の目標としていました。(父は10年近く前に亡くなっていたので、すでにF27に行ったであろうという前提です...)
しかし問題は、当時F27のCDが入手し難かったこと。GE第7巻はまだ出ておらず、F27を謳っているCDとしてはターミナルケア用のゴーイング・ホームがありましたが、ちょっとお高い。あちらに行ったきり戻れなくなっても困るし... なにせターミナルケア用だし... タイトルからして“お家に帰ろう”だし...(ヘミシンク効果を信じてるんだか、信じてないんだか...)
一年かけてGEを第6巻(F21)まで一通り聴き終えて、次はF27に行きたいということで、あれこれCDを探していて「ザ・ビジット」に出会いました。これならちょっと訪問するだけ。しかもお安い。
「ザ・ビジット」でF27に行けるというのは、日帰りセミナーの際に誰かからと聞いたのか? オンライン・ショップの説明書きを読んで勝手にそう思い込んだのか? 忘れてしまいました。説明書きには、たしか...「洞窟の奥の扉を開けると、あなたを愛する存在達が待っています」的なことが書いてあったと思います。父や祖父母に愛されているかどうかはともかく、これでF27に行けるはずと勝手に解釈したのかも知れません。(ちなみに「ザ・ビジット」はマインドフードという種類のCDで、公式にはフォーカス・レベルは公表されてはいません...)
「ザ・ビジット」は、声優の小川真司さんの渋く優しい声のナレーションで丁寧に風景を描写してくれていて、初心者にはとてもイメージしやすく、聴いてみて一発で気に入ってしまいました。
ネタバレになるかもしれませんが、聴いたことがない方のために少しだけ、全体の流れを説明しておきます。もう廃盤だし、体験は人それぞれなので、まあ良いでしょうということで...
風景描写は、穏やかな波が打ち寄せる暖かい砂浜から始まります。青い海、青い空、白い綿雲、遠くで戯れる海鳥たち。
振り返ると、煌めく澄んだ水が流れる小川が海へと流れ込んでいます。小川に沿って上流へ続く小道があり、その小道を歩いて上流へ進むよう促されます。路傍に咲く野花なんぞを愛でつつ小道を進んでいくと、左右の遠くに丸みを帯びた丘が見えてきます。さらに小道を進むうちに、次第に左右の丘は高く険しくなり谷幅が狭くなっていきます。さらに進むと、左右の丘が遥か上流で一つに繋がっているのが見えます。
小川に沿ってさらに小道を進み、左右の丘が交わる谷間を登っていくと、小川の水は谷の中腹にある大きな穴から流れ出ているのが分かります。その穴に入ると中には明かりがともされていて、足元を確認して進んで行くことができます。洞窟のようなトンネルの中を水の流れに沿って進んで行くと、次第にトンネルが小さくなります。屈みながらさらに進むとトンネルは再び大きくなり、広い空間に出ます。足元を流れる細い水の流れを頼りに進んで行くと、広い空間の奥に木製のずっしりした大きな扉があり、水はその扉の下から流れ出ています。扉の隙間からは明るい光が漏れてきています。(ここまでがイントロ)
大きな扉が開き、外に出ると、そこはあちら側の世界。明るい光に包まれるとともに、「11... 12... 13...」と、20までカウントアップのナレーションが入ります(このカウントアップは、こちら側(扉の内側)に戻ってくるときのための目印ということで、フォーカス・レベルの数字とは直接関係ありません。たぶん)。さらに、ヒューンという効果音が入り、フォーカス・レベルがググっと上がっていく感じがします。
そこで誰と出会うか、どんな体験をするかはお楽しみ。
体験時間が終わると、今度は「19... 18... 17...」とカウントダウンが始まり、10で扉を潜ってこちら側に戻ります。その後は、イントロとは逆コースのナレーションが入り、最初の砂浜までしっかりと案内してくれて終了。
で... 何回か聴いていて、ふと、このイントロは...「(退行催眠的に?)(うら若き)女性の胎内に入り、そこから扉を開けて生まれる前の世界(あちら側の世界)に帰る、という流れをイメージしているでは?」と気づいてしまいました...
ということは、トンネルが再び大きくなった、奥に扉がある空間のあたりが子宮...
ということは、小川沿いの小道を歩いているときに見えた左右の丘は、(美しい)女性の左右のお御足...
ということは、左右の丘陵が交わる谷間というのは...(← ピピー! イエローカード!!)
以来、私の妄想力(もといイメージ力)に拍車がかかったのは言うまでもありません。
私のイメージ力がブレイクしたのは、「ザ・ビジット」のお陰といっても過言ではありません。
ちなみに、私の一番好きなシーンは谷間の中腹...(← ピピピー!! レッドカード!!!)
(つづく)
ひで
楽しいシェアをありがとうございます。
「つづき」を首を長くして待ちます。
退場しないでくださいね。
サポーターが黙っていませんよー。
ひで
2024年3月 3日 20:44