ニックネーム : aquarius★2024年3月/ラルシュ小淵沢:ライフラインのコースにて。
フォーカス23への初訪問で、薄暗いもやっとした空間を観察しながら飛んでいた時のこと...何を見ても関わりを持たずただ見てくるだけのセッションだったので、曖昧でぼんやりした印象の時空を漂っていました。誰かいますか?と声がけしながら飛んでいた時に下の方から聞こえた女性の声、『愛してはいけない人を愛してしまった・・』にハッとして、下方を見ると男女が横たわっていました。『えっ、この2人は...⁈ ここは太宰治の心中の現場では...⁈』と咄嗟に感じました。とても気になったのですが、この時は声をかけず『また来ますね』と言ってその場を離れました...。太宰治氏のことはこれまで特別に意識したことはなかったのに、瞬時に状況が分かる感覚がとても不思議でした。なぜここに引き寄せられたのか⁇ 不思議で複雑な気分で動揺しつつ、C1へ戻りました。
★セミナー最後の日に再探索
その後のレトリーバルセッションで再会できなかったあの2人を救出に行かなくては......と不安を感じつつも再探索へ。F 27に着いて、F23を意識するとすぐに2人の状況が目の前にありました。 女性は泣きながら、『愛してはいけない人だった、こんなことになってしまい私は罰せられるのか辛い』と言って絶望している様子が感じられました。大宰氏の方は青白い顔でうつむいたまま動きが止まっているような印象でした。その時に自分たちがいる足元は水でジメジメしていて、全体的に暗い悲しみに覆われた居心地の良くない場所でした(確か発見されたのは三鷹市の多摩川上水です)。なぜ自分がここへ引き寄せられたのか不思議な驚きを感じながらも、これから2人をF27へお連れしなくてならないので、泣き伏している女性に『誰もあなたを罰したり裁いたりしません。誰も2人を悪く思っていませんから安心してください。これからは明るいところへ行って、太宰先生と2人でやり直せるんですよ、2人で幸せになれるんですよ』と伝えたところすぐに同意してくれたように感じられました。太宰氏には、『先生、先生の作品を大勢の人が待ち望んでいます。また素晴らしい本を書いてください。万年筆と原稿用紙はたくさんあります、書斎も準備してあります』と伝えたところ、何と無表情の顔に生気が出て(そのように見えました)立ち上がったのです。そこで3人でF27へと上昇すると、桜が満開で春の天国みたいな風景が見えてきました。果樹園のような場所に辿り着くと10人くらいの家族たち?が2人を暖かく出迎えてくれて、そのまま2人を包み込んでいきました。そこはリンゴ園のような印象でしたが、確か太宰氏は津軽出身で青森はリンゴの産地です(ここでリンゴという微細な符号があることも興味深いです)。
C1に戻る前にF27の自分の場所でヒーリングシャワーを浴びましたが、c1へ帰還後も宇宙酔い?なのか頭がクラクラしていました。
現実に戻っても “宇宙酔い“ があり、あ〜よく分からないで色々してきたけれど...、とにかくほんとに良かった、、、という思いで胸がいっぱいでした。太宰氏は誇り高い小説家だったんだな...もっと書きたかったのだろうな...などと思っていると太宰氏の執筆に向かうイメージが浮かびましたが、これは私の想像でしょうか。相手の女性は後悔と恐怖や罪悪感など暗い絶望感に囚われていたところから最後に見たF27のシーンでは笑顔で元気になっていた.....。
反省点としては、最初に自己紹介をして相手の名前を聞いてみてもよかったなと思いました。展開が思いのほか早く進んでいったので、コミュニケーションするのを忘れてしまいました。また、自分のガイドさんの存在ももっと意識したかったです。
実は自転車で行ける距離に太宰氏が眠るお寺があります。特にファンではないので行ったことはないですが、代表作人間失格はもちろん読みました。作家を志していた父親が何年かに渡り買っていた太宰治賞の作品集が家に数冊あったので、文豪の中では気になる方ではありましたが..。
意味があってガイドさんがあの場に導いてくれ、私にリトリーバルを学ばせてくれたのでしょう。タイミングが合えば禅林寺の桜桃忌に行ってみようと思います。
最後まで長文を読んでいただき、ありがとうございました。
きくの
とっても興味深く読みました。
F23の初訪問で、すでに救出すべき人に出会っておられたのですね。
そして、最後のレトリーバルでは無事に任務完遂!
ガイドさんもタイミングを見計らっていたのでしょうね。
「あ〜よく分からないで色々してきたけれど...、とにかくほんとに良かった、、、という思いで胸がいっぱいでした。」のことばが心に響きました。
本当に素晴らしい体験シェアをありがとうございました。
菊野
2024年5月19日 18:18